« 秋の夕日 | メイン | september11th »

2005年09月09日

源平盛衰

blog_tokiwa_02.jpg
「行く川のながれは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」有名な鴨長明「方丈記」私の好きな冒頭の一文。
9月11日放送のNHK大河ドラマ「義経」はその源平無常の巻らしい。
第1回の放送「運命の子」は平治の乱で平家に破れ、京の都を追われた稲森いずみ紛する、常盤御前は牛若丸ら幼い子らと共に捕えられるが、子供らの命と引き替えに敵方の清盛の愛妾になることで生き延びる。そのとき、清盛に命を救われた牛若丸はやがて平家一門を滅ぼす義経となる。源平の盛衰から、盛者必衰の無常観を感じ「方丈記」は書かれたといいます。
京都の伏見桃山、常磐町には、その、平治の乱で常磐御前が今若丸8歳、乙若丸6歳、牛若丸2歳を連れて、落ちのびてきて、捕えられた所といわれている「常磐御前就補の処」の碑がひっそりとあります。また、この辺りの常磐町という町名はその時、常磐御前が使ったといわれる井戸があった事から名付けられたと伝わっています。

blog_bugyosho_03.jpg
また、近くの奉行町(旧大名屋敷跡)には江戸時代、鳥羽伏見の戦いで新撰組や会津藩の本陣にもなった伏見奉行所跡の碑もあります。

投稿者 savage : 2005年09月09日 22:02

コメント